先生のためのアイディア帳

効果的な指導法やエトセトラについて

小学校の先生に元気をもらった話

Photo by Jerry Wang on Unsplash

 

今年度(2023年度)から新しい自治体でまた公立中学校教員として勤務しています。首都圏から地方に移ったのでその違いなのか、この4か月間で参加した研修会はすべて小学校の先生方と一緒でした。他にも、職場の同僚に小学校から移ってきた先生方がいたり、また、小学校の英語専科の先生が私の授業を見学に来てくださることがあったりと、以前の自治体では感じたことのない、小学校と中学校の結びつきを感じています。

 

さて、小学校の先生方。とにかく優しい。オープン。前向き。教育学部卒の方が多いので想像に難くはないことですが、人間と関わろうとするエネルギーが大きい。小学校の先生と一緒だと、研修会のアイスブレイキングがふつうに楽しい。「何これ? これなら1時間でもやっていられる!」と思わせてくれます。そして、その後の話し合い活動なども、時間のゆるす限り情報交換や意見交換を続けることができて、しかも、愚痴大会で終わらない。建設的に話を進めようという意志を具体的な提案をもって表してくれる。

 

それくらいのパワーがなければとても務まらないのが小学校の教員という仕事なのだろうと思いますが、もう、存在に感謝・感動してしまいます。「あなたみたいな方が公立小学校で働いてくれるなんてどんなありがたい奇跡ですか…」と。本当に、子どもたちも保護者のみなさんも共にとんだ幸せ者ですよ。

 

一方で、若い先生たちとお話していると、先輩教員から必要なサポートをなかなか得られないまま、その日その日を自転車操業で乗り切っているのが現実なのも伝わってきます。自分自身を省みても、経験の浅い先生方を観察して必要なサポートするというのは、自分に余裕があるときしかできていません。それではいかんな!と本当に思わされました。

 

政府も対策を講じていますが、核心をついていないようにも感じられます。 

 

中学校の先生方にも奇跡のような方は多くいます。彼ら・彼女らが「離脱」まで追い込まれてしまうのを防げるように、私は現場で自分にできるサポートをしたいと決意を新たにしています。(だから、私にも時間と心に余裕をもてる働き方をさせて!!!)

 

全国の中堅教員の皆さん、お互い頑張りましょう。Happy teaching, my friends!!

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