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31年度東京都公立学校教員採用候補者選考(第二次選考・実技(英語))を受験してきました

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Photo by Jaison Lin on Unsplash

各地での台風の影響が報道されている朝です。おはようございます。皆様どうぞご無事でお過ごしください。

 

今朝は午前2時台に風の音で目が覚め、その後も風雨の様子が気になったり、通勤時間を早めようなどと思ったりしているうちに、学校のウェブサイトで休校が発表になりました。授業はいろいろと楽しいことを計画していたので私自身も楽しみにしていたのですが、眠りの質が悪いとそこから続く一日がつらいので、正直助かりました。

 

そんなわけで時間ができたので、昨日受験してきた東京都のいわゆる教採の第二次選考・実技(英語)についてまとめておきたいと思います。一次選考と二次選考(面接)の終了後には「その選考のために私がどんな準備をしたか」を振り返ったのですが、今回は「第二次選考・実技(英語)がどんな形式・内容だったか」を日本一詳しく書いておこうと思います。

 

 

というのも、この東京都の教採の英語の実技、関連情報が驚くほど世の中に出回っていないのです。私が見た範囲では、出版物、ナシ。ブログのエントリー、ナシ。ツイッターでのつぶやき、ナシ。唯一見つけたのはmixiのコミュニティでの2016年のやりとりでした。(まさか令和にmixiをチェックすることになろうとは。)

 

 

試験の形式・内容を進んで公開しないことによって、抜き打ち状態で受験者の実力を見ることができるという試験官側のメリットはあると思います。が、私が根拠もなく推測するに、別にそういう理由で情報が抑えられているわけでもなさそうというか、いろいろな偶然が重なってとにかくただ情報があまり出ていないだけ、という気がします。

 

選考会場にて「ここでのことは他言無用」的な指示もなかったので、ここで本邦初、東京都の教採の英語の実技試験の形式と内容を公開したいと思います。

 

【9:10 集合】

私は30分前には到着していました。集合場所はレクチャー・ホールのようなところで、ダウンライトが妙に落ち着いた雰囲気を演出しておりました。私が行った会場では教室が1~23まであったようです。受験者には教室番号とともにA~Fまでのアルファベットが割り振られ、それが示された座席に着席します。

 

前のボードに印刷された時間割が貼ってあるのですが、文字が小さすぎてほとんどの方には見えていなかったと思います。私の位置からもまったく見えませんでしたが、1人の受験者につき20分で、3名終わったところで10分休憩、その後に残りの3名、というスケジュールになっていたと記憶しています。

 

時間になったら、23ある教室にAの方から順に入っていくことになります。とは言え、Aの方たちの開始時間が10:00。長い長い待ち時間は始まったばかりです。(個人面接のときとまったく同じですね。)

 

【9:10、9:30 試験の手順の説明】

ここで初めて、試験形式に関する、ウワサではない、公式のアナウンスがあります。箇条書きにしておきます。

概要

  • 試験は、リーディングとリスニングの2セクションから成る。

リスニング試験

  • 試験官が英文(1つ)を音読するので、受験者はそれを聞く。メモをとってもよい。
  • 試験官が質問をするので、受験者はそれに答える。

リーディング試験

  • 200語程度の英文(1つ)が与えられるので、3分間で黙読する。
  • その後、それを音読する。
  • 試験官が質問をするので、受験者はそれに答える。

 

【自分の順番になるまで 待ち時間】

ここでは、ノートなどを見ていた方もチラホラいました。私はなんとなく、前回の面接で答えたような内容を英語で簡潔に話せるよう頭の中で独り言を言ったりしていました。(「なぜ東京?」などの質問に対する答え。)それにしても、上記のアナウンスのおかげでやっと試験の形式がわかったとはいえ、なんせまだ内容がわからないので、これが役に立つかどうかは完全に未知な状態です。「頭の中を英語にしておく」という意味では、やっておいて損はなかったのだと思いますが。

 

照明の具合もあってか、昨日眠れなかったのか、ウトウトしている方も何人かいらっしゃいました。確かに、後半の方には余りあるお昼寝タイムがあります(違)。

 

【数時間後 移動】

同じアルファベットの方たちが一斉に誘導されます。自分が行く教室がある階に到着すると、教室から少し離れた場所で、試験の流れと注意事項が書かれたA4の紙を誘導の先生たちから渡されます。「リスニングのときのボールペンはあちらで用意されている」などといった詳細がここで確認できました。

 

これを読み、教室前に移動しているうちに、5分ほど経ちます。

 

【数分後 実技】

こちらも箇条書きで。 ※教室内はすべて英語

  • 試験官は3名。1人は目の前に、2人は脇に座っている。
  • 受験者用には机と椅子があり、机上にA4の紙とボールペンが置かれている。
  • 1人の試験官が “I will have your card.” 的なことを言って、受験票を回収してくれる。
  • ここからは、目の前に座っている試験官だけがしゃべる。

雑談

  • How are you?
  • How did you come here?
  • Was the train crowded?
  • Did you sleep well?
  • What time did you get up?

自己紹介

  • Tell us about yourself.

リスニング

  • 試験官による音読:「ラン活」について。小学生が新生活を始めるに当たって、ランドセル選びが重要なイベントとなってきており、就活になぞらえて「ラン活」と呼ばれている、というような内容。
  • 質問:「ラン活」とは何ですか?

リーディング

  • “Randoseru is far too heavy!” のようなタイトルの英文。ランドセルが小学生には重すぎること、身体へのダメージがあること、アメリカではたくさんの教科書を持ち帰る必要がそもそもないこと、がそれぞれ1パラグラフずつで書かれていた。これで200語程度。
  • 黙読の後、立ちあがって音読。
  • 再度座り、試験官から質問を受ける。
  • 質問1:ランドセルは使用者にどんな影響を与える可能性がありますか?
  • 質問2:児童が大量の教科書を持ち帰ることについて、あなたはどう思いますか?
  • 「3つ質問をします」と初めに言われた気がしたのですが、質問は2つでした。

 

試験時間は全体で20分ほどと聞いていたのですが、私の場合は10分強程度だったと思います。何か大きな失敗をしでかしたのかもしれません…質問に対して簡潔に答えすぎていたとか…

 

mixiのコミュニティでは「英検準1級」程度の難易度と書かれていたのですが、私は準1級は受けたことがないのであまりピンときませんでした。少なくとも、200語に対して3分間黙読する時間がもらえるというのはちょっと長すぎるので、その点では準1級よりも易しいのではと思ったりしています。

 

この実技試験、問題と模範解答が出回っていないためどこまでのクオリティを求められているのがわからないことと、同じ理由で準備がほとんどできなかったこととで、よかったのか悪かったのか自分では皆目見当がつきません。手応えもまったくありません。

 

それでも、上記のような情報がこれから試験を受ける方たちの役に立てばうれしいです。準備ができれば、その準備をとおして英語力も磨かれますからね。採用側にとってもそれはよいことだと私は思っています。

 

それでは、また次回まで。

 

Happy teaching, my friends!!

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